手作りのウェディングブーケやフラワーアイテムを作る前に、確認しておきたい注意点を解説します。
結婚式準備に入る前に、知っておくと安心です。
楽しい制作時間とふたりのウェディングデイに向けて、自前確認をしておきましょう。
結婚式のフラワーアイテムを手作りするときの注意点
手作りする物を決める前に、知っておくとよい8つの注意点はこちらです。
①会場に「持ち込み」ができるか ②持ち込み料が発生するか ③花の種類は何か ④材料を準備できるか ⑤制作期間の確保と完成日のスケジュール ⑥納品方法や納品日(前撮り・挙式)はいつか ⑦ブーケスタンドがあるか ⑧結婚式の日の持ち帰り方法はどうするか
「手作りのブーケを持ちないなぁ」と思った時など、制作することを決める前に確認しておくと準備期間の段取りや進め方がわかります。
さらに詳しく解説していきます。
①会場に「持ち込み」ができるか確認する
手作りする前にすることは、まず結婚式を開催する会場に持ち込みOKか確認します。
「持ち込みNG」のところもあるからです。
理由は各会場によって異なりますが「衛生面」だったり、「トラブルがないようにNGにしている」など。
自分たちで準備して持ち込む場合は、責任を持って管理し結婚式本番に準備ができるようにしましょう。
持ち込みをするときの確認の仕方はこちらです。
「持ち込み」確認の仕方 ・結婚式パーティー用の何のアイテムを持ち込みたいのか明確に伝える。 ・誰が作るのかを伝える ・連絡先を伝える ・納品方法を伝える
誰が、何を、作って、いつ、どのように届けるのか、最低限伝えておくと良いことです。
結婚式パーティー用の何のアイテムを持ち込みたいのか明確に伝える。
持ち込みたいアイテムが「何か」を明確に伝えます。
挙式用のブーケ、披露宴パーティーのゲスト用卓上テーブル装花、友人へのサプライズの花束など。
用途によって進行内容や会場使用も変わることがあるため、わかっている範囲で早めに伝えましょう。
レストランウェディングなどでは、セッティング方法もできるかどうかが変わってきます。
イメージを明確にし作りたいものを考え、開催場所で思っていることができるかを確認して進めていきます。
誰が作るのかを伝える
「誰が」作るかも重要です。
新郎新婦ふたりで会場のフラワーアイテムを作るのか、花嫁の友人がカラードレスのブーケを作るのか、義母がウェディングブーケを作るのか。
または、個人の花屋さんにトータルコーディネートを依頼するのかなど。
当日にちゃんと手作りアイテムが会場に届くのか、準備が進んでいるのかなど、その都度作る人との確認が必要です。
演出で必要なアイテムがどうなっているかを把握するためにも、誰が作るのかはプランナーさんや会場側に伝えておきます。
連絡先を伝える
誰かにお願いする場合は、名前と連絡先を会場側に伝えておくようにしましょう。
先ほどの「誰が作るか伝える」ことの内容と同じです。
進行状況・当日アイテムがどうなっているかを把握するためや、トラブルがないようにするためにも、結婚式の準備に関わってくれる方の連絡先を把握し共有しておくと安心です。
状況によっては個人情報に関することでもあるため、そこまで伝えられない場合もあるかと思います。
その場合は、新郎新婦のふたりがすぐに連絡を取れるようにしておきましょう。
納品方法を伝える
納品方法などもわかっていれば先に伝えておくと良いです。
納品方法とは、誰がいつ会場に持ってくるのか。
状況により可能かどうかなど、前もって確認することで当日のバタバタを防げます。
②持ち込み料はいくらするのか
ウェディングブーケなど自分たちで準備して持ち込む場合は「持ち込み料」が発生する場合があります。
持ち込み料は発生しない会場もあれば、約1万円くらいから費用がかかる場合もあります。
会場や地域によっても相場が大きく異なります。
節約で手作りしたいのか、費用が発生しても自分たちで手作りしてアットホームなウェディングパーティーをしたいのか。
節約のためでも、持ち込み料を合わせるとオーダーした方が安い場合もあります。
ふたりの中で、まず何が一番重要かを確認しましょう。
③花の種類とそれぞれのメリットやデメリット
結婚式場の花装飾は「生花」で飾ることが多いですが、花の種類は生花・造花・ドライフラワー・プリザーブドフラワーなどいろいろあります。
花の種類によってもセッティングのタイミングなど用途が異なるため、何にするのかを決めて会場側に伝えます。
生花はフレッシュで生き生きとしておりその時の瞬間を彩る美しさがありますが、制作やセッティングは直前にする必要があります。
主役のふたりは当日動くことが難しいため、セッティング依頼をする必要があります。
造花は早めに制作ができ余裕を持って、制作・セッティングもできます。
最近の造花は生花と見分けが難しいくらい美しいですが、費用は生花の購入額よりも高くなります。
ドライフラワーは近年とても人気のフラワーアイテムです。
アンティーク調など、雰囲気づくりにはとても優秀な花ですが、花崩れがしやすいところもあります。
プリザーブドフラワーはとても高価な花で高級感もあり美しいですが、扱いが難しいところもあります。
それぞれに良い特徴があり好みで選ぶと良いですが、当日のセッティング方法や扱い方、費用面でもかなり変わります。
自分たちのスタイルにあった花の種類を選びましょう。
④材料を準備できるか
手作り制作するにあたり、材料調達も重要なポイントです。
花屋は仕入れ先や資材屋で材料を揃えますが、花の種類によっても仕入れ先が異なります。
それぞれ必要な花や資材を、各仕入れ先で揃えていきます。
自分たちで揃える場合は、それぞれの材料をどこで買えるのか探すところから始まります。
一般の小売の花屋さんでは、生花は変えても造花の単品売りはなかなかなかったりします。
また挙式用ブーケに使いたい白系の花も、入手が難しい場合があります。
街中の花屋さんが扱う花と結婚式用の花では、使用目的が違うため揃えている花が違います。
花屋さんに相談したら花材や資材を揃えてくれる場合があるので、自前に問い合わせをして相談してみるとよいです。
私が花仕事をしている造花専門ショップでは、造花で作るウェディングフラワーをオーダーメイドで制作しています。
ウェディングフラワー用の高品質な造花を扱っていますので、材料を揃えたい方も相談OKです。
Instagram では造花で作っているブーケを紹介していますので、造花の雰囲気を参考にご覧ください。
»Instagram @flowerdesign_bicolut
⑤制作期間の確保と完成日のスケジュール
手作りをするにあたり結婚式関連の準備時間の確保が必要です。
やることがたくさんある中で、「何にどのくらい時間を確保できるか」把握する必要があります。
なぜかというと、制作のための時間は思っている以上に確保しづらいからです。
なんだかんだ後回しにもなりがちに。。
ドレスショップに行ったり、両家と顔合わせの食事会をしたり、他にもいろんなウェディングパーティーの準備をすることがあります。
制作時間がどのくらい確保できるか、手作りをする物を決める前に目安時間を確認しておくと気持ち的にも余裕ができます。
その時に、手作りアイテムの「完成日」を設定しておくと良いです。
造花のブーケを前撮りでも使うなら、早めの制作期間中に作る必要があります。
手作りのフラワーアイテムはなるべく、前もって作れる生花以外の花で作れるものがふたりの負担も少ないです。
結婚式準備のための「ブライダルスケジュールの作り方」を細かく解説しています。
参考にこちらの記事もご覧ください。
»【結婚式準備】ブライダルスケジュールの作り方【準備時期・制作期間・準備リスト】
⑥納品方法や納品日(前撮り日・挙式日)はいつか
誰が作ったもので、誰がいつ会場に届けるのかを会場に伝えておくようにしましょう。
造花やドライフラワーで作ったものを自分たちで会場に届ける場合は、前日など当日以外に余裕を持って預けに行くこともできます。
生花を使った会場装飾を花屋さんに依頼した場合は、花屋さんが挙式当日に納品するのでどういった流れで納品してセッティングをするのかなど。
ふたりが準備したアイテムを、結婚式当日にしっかり使えるように確認しておきましょう。
⑦ブーケスタンドがあるか
ブーケを置いておくためのブーケスタンドやブーケホルダーが、会場側にあるかの確認が必要です。
お色直しの準備中やケーキ入刀、手紙読みや余興などで、ブーケを持たない時間がありブーケをスタンドに置いておきます。
結婚式会場に常にあるところもありますが、花屋さんが準備している場合もあります。
持ち込む場合は貸してもらえるかの確認をするか、準備できる場合は作ったブーケに合ったブーケスタンドも持っていくと安心です。
おすすめの「ブーケスタンド」
おすすめのブーケスタンドを紹介します。
手作りする時や、結婚式中はもちろん、式後は持ち帰ったブーケを飾ることもできます。
◆クラシックブーケスタンドL
結婚式会場に置いてあるブーケスタンドは、こちらのタイプが多いです。
高さがありブーケを飾った時、花嫁が立ってブーケを持った時の高さに花がきます。
結婚式本番中は、花嫁側の正面端に置いてあることが多く、スタンドデザインもおしゃれなタイプです。
ブーケスタンドにもこだわりたい方向けの、ブーケスタンドです。
◆BOUQUE STAND WHITE
テーブルの上に置くタイプのブーケスタンドです。
制作の時もテーブル置きができるため、扱いやすいです。
場所も取らずシンプルデザインなので、式後もさりげなく部屋に飾っておくこともできます。
持ち運びもしやすいため、気軽に持っておきたい方向けです。
◆ガラスベースシリンダー(高さ25センチタイプ)
上記2点はブーケホルダー(ブーケの持ち手付きホルダー)タイプでブーケを作りたい方向けのスタンドでしたが、生花のクラッチタイプ(花束のように束ねた茎があるブーケ)やドライフラワーブーケなどはガラスの器が良いです。
生花の場合は水を入れることのできるし、ドライフラワー系は型崩れ防止になります。
どのブーケタイプにも使えるし、式後も花瓶として使えます。
結婚式で使えるブーケスタンドを3パターン紹介しました。
花屋でも使用しているタイプのブーケスタンドですが、安定感のあるものでしたら他の花瓶やカゴなどでも良いです。
好みのものを探してみるのも良いと思います。
⑧結婚式の日の持ち帰り方法はどうするか
手作りしたフラワーアイテムを、結婚式後はどうするのか決めておきます。
出席してくれたゲストにプレゼントするのか、自分たちで持ち帰る物なのか。
それにより、作り方や準備するものも変わります。
作るものにもよりますが、フラワーアイテム用の「持ち帰り袋」も準備しておくと良いです。
おすすめの「持ち帰り用袋」
フラワーアイテム用のおすすめの「持ち帰り袋」を紹介します。
会場側が準備をしてくれている場合もあります。
確認をしてみて、ふたりで準備する時は参考にしてみてください。
◆アレンジバッグ クラフト紙(10枚入り)
卓上テーブル用のアレンジメントやブーケも入る大きさです。
こちらの紙袋は、マチも広く花崩れもしにくい作りです。
卓上花やプレゼントブーケや会場装飾の持ち帰り用におすすめの持ち帰り袋です。
◆HDシオンバッグSS(10枚)
コンパクトサイズの手提げ袋で、引出物のバックにも入る大きさです。
花屋さんが使うギフトバックと同じタイプの素材で、クリアデザインで中の花もうっすら見えて見た目も可愛いです。
卓上花や小物類のギフト向けです。
◆花用ビニール袋グラッチェLL(100枚)
何にでも対応できるビニール袋は、とにかくどんな物でもパッと入れやすくて持ち帰りやすいです。
引き出物袋にも入れやすく、コンパクトにおさまります。
袋にデザインがある物を選ぶと、かわいいです。
コスト的にも可愛いのにお得で助かります。
一番万能なタイプの持ち帰り袋です。
おすすめの「持ち帰り袋」を3種類、紹介しました。
持ち帰る人や持って帰ってもらう物によって、袋も使い分けると良いと思います。
まとめ
手作りのウェディングブーケやウェディングパーティー用のフラワーアイテムを手作りする前に、知っておくと良い注意点を8つ紹介しました。
「何を作るか」決める前に先に確認しておくと、その中でできること・できないことが出てきます。
挙式や披露宴パーティーを開催する会場によっても決まり事が違うので、本当にやりたいことが楽しくできるように自前確認をしてから準備を進めていきましょう。
楽しいフラワーアイテム作りの時間になりますように。
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