7月に入ると小学校で育てた「朝顔(アサガオ)」の持ち帰りがあり、夏休みまでに枯らさないか心配な小学生のパパやママも多いのではないでしょうか。
夏休みのアサガオ観察の宿題のためにも、持ち帰ったプランターでそのまま枯らさず育てたいという方向けの「観察するための育て方」を紹介します。
アサガオ観察のための育て方
すでに葉や花が育っているプランターで持ち帰ったアサガオを、育てていくポイントはこちらです。
【アサガオ観察を充実させる育て方のポイント】 1、程よく日当たりの良い場所に置く 2、水切れさせないくらい水をたっぷりあげる 3、支柱に伸びたツルを巻いて行き先を教えてあげる 4、虫食いや枯れた葉っぱを取り除く 5、朝に咲く花をしっかり楽しむ
夏休み前に、アサガオが育ったプランターを持ち帰り、夏休みで観察のようすを日記などに書く宿題があると思います。
それまでに枯らさないか心配ですよね。
暑い夏にプランターで育っている植物を放置しておくと、すぐ枯れてしまいます。
子ども達が頑張って育てている植物を、夏休み前に枯らさないように少し工夫してより良い環境で一緒に育てていきましょう。
子どもでもできるように難しいことはせず、簡単な方法として解説していきます。
程よく日当たりの良い場所に置く
小学校からプランターごと持ち帰り、それをどこにおくと良いのか置き場所に悩むと思います。
昼間の日差しが強い場所には注意!
暑くてアサガオもぐったりです。
なんとなく置いていた所でうっかり枯らしてしまう前に、適した場所に置いておきましょう。
【プランターで育てたアサガオのおすすめの置き場所】 ・直射日光を避けた日当たりが良い場所 朝日が当たり、夏の強い日中の日差しがあまり当たらないところなど。
小学校で育てたプランターごと、そのまま夏休み中アサガオ観察するケースが多いと思います。
プランターを置く場所は、直射日光を避けた日当たりが良い場所が適しています。
持ち帰り時期も7月前半から中旬くらいの夏日和で日中の日差しも強いため、とりあえずテキトーに置いておくと枯れちゃうことも。
すでに葉も育ちツルも伸び、花も咲き始めているころは、朝日の明るい日が当たる場所がおすすめです。
お昼以降の強い日差しには弱いため、長く日が当たる場所は昼から日陰に移動すると良いですが毎日は大変です。
建物などでお昼から日陰になる場所とかが移動の手間もなく良いですね!
観察のための学びポイント
「置き場所を探す」ことも、学びにつながります。
家の玄関側かお庭側か。
2〜3日プランターを移動しながら日の当たり具合も観察し、おうちで適した場所を子どもと一緒に見つけてみてください!
子どもたちに「学校ではどんな環境に置いていたのか」質問してみるのも学びのポイントになります。
小学低学年のお子さまには「アサガオが置いてある所は、給食を食べたあとは影だった?」など簡単に思い出しやすい聞き方をしてみると良いです。
小学校で初めての体験をたくさんしている子どもたちはいろんなことを吸収しているので、たくさんの質問の答え方に迷うことがあります。
アサガオの場所はお昼過ぎても太陽で明るかったか、建物で影になっていたのか。
そこから子ども自身が「おうちではここに置くと良さそう」とひらめいて、自ら行動してくれると観察がもっと楽しくなります。
水切れさせないくらい水をたっぷりあげる
置き場所が決まったら水やりのタイミングも把握しておきましょう。
【アサガオの水やりのタイミング】 ・朝と夕、涼しい時間に1日2回 土の表面が乾いたら、底から流れるくらいたっぷりとあげる。
暑い夏の7月以降は、朝と夕方の涼しい時に水切れしないようにたっぷりと水をあげると良いです。
とはいえ、水やりしすぎて土が湿っている状態が続くと根腐れして枯れる場合もあります。
500mlのペットボトル1本分を、朝と夕方の涼しい時間帯にあげるくらいでも大丈夫です。
注意する点は、日中の暑い時間帯に水やりしないこと。
水を上げた後に、暑さで土が蒸されてしまいます。
お湯をあげることと同じ状態になってしまうので、なるべく涼しい時間帯にあげましょう。
観察のための学びポイント
観察のため学びの水やりポイントは「喉がカラカラ水あげよう!!」です。
暑い夏は、喉がカラカラに渇いて飲み物で喉を潤しますよね。
「植物も同じだよ!」と伝えるだけでOKです。
同じように暑くて喉が渇いたから「アサガオにも水をあげよう」という気持ちになってもらいましょう。
そこから土が乾くと花が枯れてしまう事を学べると良いですね。
植物の観察は「自分で水やりをする」ことも大事です。
保護者は水やり習慣を作るための声かけを工夫して、子どもが楽しく観察を習慣化してくれるような学びの環境作りをしていきましょう!
支柱に伸びたツルを巻いて行き先を教えてあげる
アサガオはツル性の植物なので、どんどんツルが伸びていきます。
あっちこっちに行ってしまうツルを誘導してあげましょう。
【アサガオのツルの巻き方】 ・ツルが柔らかいうちに支柱に巻いてあげる 地面から並行に右まきにグルグル絡ませてあげるときれいに見える。
ツルの巻き方はいろいろありますが、まずは子ども自身が自分でお手入れをすることが大事。
右に向かって支柱に巻いてあげるだけでも、きれいに整います。
簡単な方法で、子どもが育てることを楽しめるように一緒に巻いてあげましょう。
ツルを放置するとあっちこっちいきます。
そして固くなって絡ませにくくもなるので、柔らかいうちに巻いてあげると簡単にできます。
虫食いや枯れた葉っぱを取り除く
アサガオにはアブラムシやアカダニつきやすく、葉が虫食いにあったりします。
また、斑点がついたりする病気にもなったりします。
専用の殺虫剤などもありますが広めないことが大事なので、枯れ始めた葉や虫食いを見つけたら葉っぱを早めに切り取ってしまいましょう。
殺虫殺菌剤を使って虫対策や予防対策をする場合は、スプレータイプがおすすめです。
シュッとするだけ簡単だし虫が寄りづらくなり、メンテナンス管理も楽になります。
1週間に1回くらいのペースで、葉っぱにスプレーするだけ簡単です。
葉っぱの虫や病気対策は、花を長く楽しむために必要です。
子ども達が頑張って育てている植物を、外敵から守ってあげましょう。
朝に咲く花をしっかり楽しむ
朝顔(アサガオ)の花は「一日花」で、ひとつひとつの花が一日だけ咲いてその日のうちに枯れてしまいます。
一度だけ咲く美しい瞬間を見逃さないように、朝に咲くアサガオの花を朝の時間にしっかり観察しましょう。
花びらはとても薄く少しでも触れるとシナッとなってしまう程、繊細です。
その繊細な花びらを朝日が昇った夏の朝に、めいいっぱい開かせています。
その姿は、とてもとても美しいです。
涼しい夏の朝に鮮やかな寒色カラーのアサガオの花を見て、暑い夏を乗り切りましょう。
子ども達は、その花を見て何を感じてくれるでしょうか。
夏休みの宿題の観察が楽しみですね。
素敵な夏の花、アサガオ観察を子どもたちと一緒に楽しんでみてください。
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